bモバイル・アワーズのレビュー、続いてはノートパソコンでの使用編です。ノートパソコンは、もう年代モノのVAIO Z505N/BPにWindows2000を入れたもの。でも、基本的な使い勝手は最新のノートパソコンと変わらないはずです。
Windowsパソコンからの利用は、bアクセスというユーティリティをインストールしておけば、接続だけでなく、電波強度の測定や、後述のWebアクセラレータのプロキシ切替などが簡単に行えます。ネットへの接続に要する時間はClie NX80Vとほとんど同じで、20秒から30秒くらい。接続後は、普通に使えます。速度以外はデスクトップでADSLという環境と大差ありません。通信速度は、その昔、56Kのモデムでダイアルアップしていた頃の感覚です。画像や動的な仕掛けを多用した今時のサイトだと、なかなか画面が表示されませんが、辛抱強く待てばそのうち表示されます。当たり前ですが。
他に書くことがないので、Webアクセラレータ機能の感想を、もうう少し書いときます。Webアクセラレータ機能はプロキシ経由で圧縮されたデータを受信することで、高速化を図る機能ですが、クライアント側には何のしかけも要らないのが特徴です。つまり、端末を選ばないわけで、WindowsやMacはもちろんZaurusやPalmといったPDAにいたるまで、あらゆる端末で利用でるのが嬉しいです。ただ、Zaurus SL-C700やClie NX80Vで使ってみたところ、効果は認められるものの、そもそも絶対的なマシンスペックが低いので、レンダリングやスクリプトの実行速度がボトルネックになって快適なWebブラウジングはできませんでした。ところが、ノートパソコンだとその恩恵に十分あずかれました。
Webアクセラレータにはマリオン、イアン、ミッシェルの三段階(「使用しない」含めると四段階)の設定が出来ます。マリオンは画像はそれほど劣化しないが効果は薄い。ミッシェルは画像が結構汚くなるが、効果ははっきり感じられる。イアンは画像が白黒になるが速度は一番早い。で、一般的にはミッシェルがバランスがいいと思います。
最後に使用時間の消費ペース。こればかりは個人差が大きいので他の人には参考にはならないと思いますが、私の場合は今のところ、大体一週間に1時間のペースです。このペースだと、600日たっても87時間しか使えないので63時間が無駄になります。でも、年に数回の出張で毎日数時間使うと思うので、最初の目論見どおり、ちょうど600日くらいで150時間を使い切るようにしたいと思います。
というわけで、bモバイル・アワーズのレビューは一旦終了します。既にあちこちでレポートされている内容と大差ありませんが、メジャーなメディアでレポートされている内容と大差ない感想だったということをWebで公開することも意味はあるかと思うので、アップしてみました。
最後に、スタパ齋藤氏の詳細レポート、「スタパ齋藤の「週刊スタパトロニクスmobile」 29,800円で整うモバイル通信環境「bモバイル・アワーズ」」と、同氏のブログ記事「スタパブログ: じゃあBモバイルで」をリンクしときます。