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Linux/Zaurusのページ

Linuxを搭載したSHARP製PDA、リナザウことZAURUS SL-C700に関する覚書です。


はじめに

ザウルスといえばパソコンにそれほど詳しくない人でも「ああ、あの電子手帳」という答えが返ってくるくらい認知度の高いPDAです。長らく独自OSで頑張っていましたが、PalmデバイスやPocket PCといった海外からの勢力に対抗する形で、OSにLinuxを採用したニューモデルがSLシリーズとして2002年に登場しました。SLシリーズは、一般的なPDAのスタイルである縦型でキーボードの無いAシリーズ、同じく縦型で内蔵式のキーボードを持つBシリーズ、キーボードが使える横型とキーボードが使えない縦型の2つの形態で運用できるCシリーズの3つのラインナップが相次いで発売されました。SL-C700は現在唯一ラインナップに残るCシリーズとして最初にリリースされた製品で、出た当時は画期的なスペックで注目を浴びましたが、いろいろと問題もあり、デフォルトでは正直実用性は乏しかったです。しかし、カスタマイズすることで今でも現役として十分使っていける、素性の良いデバイスでした。このページは、長年Palmデバイスユーザーであった私が中古で購入したSL-C700を色々とカスタマイズした内容をまとまたものです。個人的な覚書レベルですが、せっかくだから公開することにしました。日記形式で追記していくので、ページの下の方が古くて、上の方が新しい話題です。少しずつ追加していくつもりです。ちなみに、SL-C700を購入した時の日記はこちらです。独立したコンテンツとしてまとめたいと書いてますが、1年以上経ってようやく実現しましたわけです(苦笑)。

Index

  1. Zeditor導入
  2. 無線LAN
  3. Sambaでファイル共有実現
  4. swapファイル設定
  5. スペシャルカーネル導入
  6. GUIのFTPソフトでWebサイトを更新NEW
  7. 時計合わせを自動化NEW
  8. CFタイプの有線ネットワークカードを購入NEW
  9. 近況報告(2006年6月28日)NEW

関連リンク




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Zeditor導入

リナザウを購入した時点ではソフトのインストールの仕方すら分かりませんでしたが、やってみると簡単でした。メモリーカード経由で本体に拡張子.jpkのファイルをコピーして、メニューから「ソフトウェアの追加/削除」をタップし「ソフトウェアをインストール」をタップするとインストール可能なアプリを探して表示してくれます。Linuxだから、何かややこしい事をしなければならないのでは、という心配は杞憂でした。で、最初にインストールしたアプリは定番テキストエディタのZEditor。リナザウを真剣にカスタマイズしようと思ったら、何をするにもテキストファイルを編集しなければならないので、viを難なく使えるエキスパートな方で無ければ、システムファイルをいじれるテキストエディタの導入は必須です。




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無線LAN

テキストエディタの次にチャレンジしたのは、無線LANの接続。もともとSL-C700を買った目的のひとつが、家庭内Webブラウズマシンでした。普段使ってるPalmデバイスでは液晶が狭すぎるし、ノートパソコンでは気軽に持ち運び出来ないので、ポケットに入るVGA表示可能なWebブラウザとして大いに期待してました。顛末は2004年4月23日の日記以降でネタにしたのでそちらを見ていただくとして、要点だけ書くと、シャープでは公式にサポートしていないBUFFALOWLI2-CF-S11というCFタイプの無線LANカードを、/etc/pcmcia/ にある wlan-ng.confに以下の3行を追加して使えるようにしました。

card "BUFFALO WLI2-CF-S11 802.11b WLAN Card"
version "BUFFALO", "WLI2-CF-S11"
bind "prism2_cs"

2004年4月26日の日記でも書いたようにちょっとしたトラブルに見舞われたりしましたが、無事家庭内LANからインターネットにつなげる事が出来ました。付属のNetFrontで、トイレの中とか、子供を寝かし付けしながらとか、ちょっとした空き時間にWebブラウズを楽しんでます。




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Sambaでファイル共有実現

無線LANできると次にやりたくなるのがファイル共有。Zaurus ハマリ道さんのSambaでZaurusのディスクを共有というページを参考にしました。以下、自分の覚書のために要点を書いておきます。

  1. Zeditorで/usr/lib/samba/smb.confを開き、workgroup = WORKGROUP を修正してworkgroup名を自分の設定に合わます。
  2. log file = /dev/null の下に hosts allow = 192.168.1. という行を追加。これは、アクセスできるIPアドレスをある程度制限する簡易的なセキュリティ対策です。ちなみにIPアドレスの最後の"."の次の数字を省略すると、ワイルドカードを使ったように、192.168.1.以下の全ての数字が可、という意味になるそうです。
  3. interface = usb0 を interface = usb0 eth0 に修正する。
  4. ターミナルを起動し、su とタイプし、続けて /etc/rc.d/init.d/samba start とタイプすれば、Sambaが起動して、ネットワークに繋がっているコンピュータからリナザウのメモリにアクセス出来ます。

アクセス可能なディレクトリは、Homeボタンでファイルを選んだ時(マニュアルによれば「ファイルホーム画面」)に表示される、本体メモリーと外部ストレージです。本体メモリーは絶対パスで言うと /home/zaurus/Documents の下になり、デフォルトのSL-C700では、この下以外のディレクトリに直接アクセスすることは出来ないようになっているようです。Palm、というかCLIEでいえば、メモリースティックの /PALM/Programs/MSFILES といった感じです。

Sambaを起動するのにいちいちターミナルからコマンドを叩くのは面倒なので、SambaControllerを導入しました。インストール跡にアイコンの長押しで「ルート権限で実行」にチェックを入れれば使用可能で、アプリを起動してボタンをタップするだけでファイル共有が可能になりました。メモリーカード経由でのデータのやり取りとは快適さが雲泥の差です。




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swapファイル設定

無線LANでNetFrontによるWebブラウズが可能になったSL-C700ですが、やはり不満が出てきます。動作速度の遅さと、複数のタブを開くとすぐにメモリ不足になる事です。そこで、SL-C700定番カスタマイズのswapファイルを使えるようにしてみました。

モバキチさんのswapファイルを利用する?というページを参考に、手持ちの64MBのSDカードの半分をswap領域に設定しました。以下、覚書です。(モバキチさんのサイトの丸写しです)

  1. 初期化した32MB以上のSDカードを入れておく
  2. ターミナルから dd if=/dev/zero of=/mnt/card/.swapfile bs=512 count=65536 とタイプ。
  3. 続いて mkswap /mnt/card/.swapfile とタイプ。
  4. suでスーパーユーザーになって、swapon /mnt/card/.swapfile とタイプすればswapが有効になります。

コマンドはSDカードに32MBのswapファイルを作る場合です。CFカードに作る場合やswapファイルのサイズを変更する場合は修正が必要です。ターミナルから free コマンドでswapファイルが機能しているか確認出来ます。

結果は実践されている先人達の報告通りで、メモリ不足で悩まされることはほとんど無くなりました。このカスタマイズはある程度の危険が伴うので、SL-C700をシングルタスクのPIM用マシンとしてしか使ってない人には必要ないと思いますが、NetFrontで複数のタブを開けたり、アプリの起動時間の遅さに耐えられないのでよく使うアプリを予め起動しておきたい人には必須です。メモリカードが気軽に取り外せないという欠点を差し引いても、導入する価値は十分あると思います。(ちなみにSL-C750以降はメモリが増えたので、swapファイルを使う必要はあまりないようです。)




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スペシャルカーネル導入

SL-C700、というか、リナザウことZaurus SLシリーズの定番カスタマイズといえば、やはりこれです。OSのカーネルを書き換えて、CPUのクロックアップや、その他もろもろのチューンアップをして動作速度を大幅に向上させるという、まさにLinuxならではのカスタマイズ方法です。導入前は多少の不安もありましたが、やってみるとちょっと躓きはしましたが、意外と簡単に作業は終了しました。具体的な作業はスペシャルカーネルを配布している山田哲靖さんのSL-B500/C700/C750/C760/C860/6000/C1000/C3000/C3100 special kernelというページの「カーネルの入れ換え手順」に書かれてます。導入時の様子は拙サイト内の日記でも取り上げてます。

導入後のSL-C700の速度向上は顕著です。SL-C700の次に出たSL-C750/760は動作速度が大きく改善されましたが、スペシャルカーネルを導入したSL-C700の操作感は、C750/760には負けるものの、かなりのところまで近づきます。感覚的には、デフォルトのC700に対してC750/760は2倍くらい、スペシャルカーネル導入後のC700は1.6〜1.7倍くらいでしょうか。デフォルトのC700はPDAとして使うには私的には許されない遅さでしたが、スペシャルカーネルを入れると何とか実用に耐える早さになります。swapファイルとスペシャルカーネルのお陰で、SL-C700は現在でも十分実用的に使い続けることが出来ています。

ちなみに、初めてスペシャルカーネルを導入したのは2004年の7月でしたが、その時のバージョンはv14cでした。その後、2005年の7月にバージョンをv14eにしたのですが、動作速度がさらに向上していました。差はわずかですが、NetFrontでページを描画する速度とかスクロールの速度が少しだけ早くなったようです。




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GUIのFTPソフトでWebサイトを更新

Webサイトの更新をリナザウから行ってみようと思い、GUIで操作するFTPソフトを入れてみました。導入したのはAnd Youさんで公開されているザウルス用FTPクライアント JFtpというソフトです。サイトの説明文によると、SL-C700で使うにはJ2ME環境をインストールするとあります。SL-C700ではJAVA環境はデフォルトはインストールされていないためです。その方法はJFtpの紹介ページのここにも書いていましたが、その通りにいかない部分もあったので、自分用に列記してみます。

  1. JFtpの紹介ページから jftp_0.23.2_arm.ipk を入手。
  2. サンマイクロシステムズのJava Developer Connectionから J2ME Personal Profile for Zaurus をダウンロード。
  3. ダウンロードした pp4zaurus-1_0-ea4a-linux-arm-OptimizedJIT_nosym.zip というZIPファイルを解凍し、 personal-profile-for-zairus_arm.ipk を取り出す。
  4. 2でダウンロードしたZIPファイル内の ReleaseNotes.html に書いてあるURL(直リンク)からダウンロードした libfloat_1.0_arm.ipk.zip を解凍し、libfloat_1.0_arm.ipk を取り出す。
  5. これらをザウルスの「ソフトウエアの追加/削除」で
    libfloat_1.0_arm.ipk
    personal-profile-for-zairus_arm.ipk
    jftp_0.23.2_arm.ipk
    の順に本体メモリにインストールする。

※上記は2005年5月時点の情報で。ファイル名などは変っている可能性があります。

動作はかなり遅いですが、GUI環境でFTP出来るようになりました。まぁ、私の場合、実際にやる機会はほとんど無いと思いますが。




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時計合わせを自動化

リナザウを使っていると、システム時計が狂うことがよくあります。メインマシンとして常時使っている分には大きくずれることは無いと思いますが、私のように家庭内モバイルWebブラウザとしてのみ使用していると、バッテリーが切れた状態で数日間放置しとくこともよくあり、久しぶりに充電すると時計が全く狂っているという事が頻繁にありました。いちいち時計を合わせるのも面倒なので、何かいいものはないかと探した結果、SNTPクライアントソフト どんとこいタイム v1.1.0を入れて見ました。ネットワーク接続中にタイムサーバに接続して時計を修正してくれるソフトです。ネットワーク接続時に自動的に実行する設定もあり、便利で気の利いたツールです。




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CFタイプの有線ネットワークカードを購入

2005年の6月に、CFタイプの有線LANインターフェイス、BuffaloのLPC-CF-CLTを購入しました。10BASE-Tのカプラレスモデルです。モジュラーケーブルの差込口はWing Jackという折畳式のちょっと格好いいものです。常時使う場合は耐久性が心配ですが、たまの出張用には持ち運び時にはコンパクトになるので便利です。動作は特に問題なく、家のネットワークにも、出張時のビジネスホテルの部屋からも、すんなり繋がりました。最近のホテルは部屋にLANポートがついていることも多いんで、たまにある出張時や旅行の時に重宝しそうです。




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近況報告(2006年6月28日)

最後にこのページを更新してから一年近くが経ちました。久しぶりに見直してみると、以前書き溜めていたメモが見つかったので、それを元にGUIのFTPソフトでWebサイトを更新時計合わせを自動化CFタイプの有線ネットワークカードを購入の3つの記事を完成させました。どれもこれも、一年前前後のことですが、そのまま埋もれさせてしまうのももったいないので。

一時は家庭内モバイルWebブラウザ兼、たまにある出張時のお供としてそれなりに使っていたSL-C700ですが、ここ1〜2ヶ月は全く使ってません。一番の理由は、連れ合いが新しいデスクトップパソコンを購入したからで、それまで彼女がメインで使っていたVAIOノート PCG-Z505N/BPが自由に使えるようになったため、一番の用途だった家庭内モバイル機の座をZ505に奪われてしまいました。大昔のWindows98マシンとはいえ、バッテリーは一度交換しているので1時間程度ならフルパワーで使用出来ますし、やはりXGAサイズの液晶やキーボードのピッチ、スピードなど、快適さはリナザウの非ではありません。一方モバイル用途はというと、私の場合は常時携帯するPDAとしてPalmデバイスは不動の位置にあるので、リナザウの出番はありません。従って、リナザウの出番は殆ど無くなってしまいました。ということで、このページの更新は一旦終了したいと思います。もちろん変化があれば追記すると思いますが、今のところその可能性は低そうです。



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