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メモリカードあれこれ

このコラムは日記なページ2001年4月29日の日記を加筆修正してものです。



 
 
 

フラッシュメモリを利用したメモリカードというメディアはデジカメの普及に伴いすっかり市民権を得ました。パームシリーズでもTRGproがコンパクトフラッシュのスロットを採用したのを皮切りに、CLIEがメモリースティック、m500シリーズがSDカードを採用していますし、サードパーティーの周辺機器を利用すればスマートメディアの利用も可能です。Visorシリーズもメモリカードを扱えるスプリングボードがありますし、いまや過半数のパームシリーズがメモリカードを扱えるということになります。

私はデジカメでスマートメディア、TRGproでコンパクトフラッシュを使っていますが、SDカードやマルチメディアカードについてはよく知りませんでした。そこで、自分の勉強も兼ねてパームシリーズで使えるメモリーカードの特徴についてまとめてみることにしました。


 
メモリカードの特徴比較
名称 開発元 サイズ 容量・価格 I/O 著作権保護 備考
コンパクトフラッシュ
SanDisk
43x36x3.3
(Type I)

43x36x5
(Type II)

 8MB:\1,980
16MB:\1,823
32MB:\2,579
64MB:\5,377
128MB:\12,173
256MB:\34,793
 以下はマイクロドライブ
340MB:\19,000
512MB:\29,800
1GB:\37,500
× 早くから使われ、最も一般的なメモリカードの一つ。デジカメの記録媒体としても広く使われている。ATAフラッシュカードと電気的互換性あるため、安価なアダプタでほとんどのノートパソコンに採用されているPCカードスロットに差込み使用出来る。コントローラがカード内にあり、I/Oカードとして使用可能で、メモリカード以外に様々なI/Oカードが発売中。サイズはやや大きいが、その為大容量やI/O系カードにも容易に対応可能。
スマートメディア
東芝
37x45x0.76 8MB:\1.979
16MB:\1,438
32MB:\2,663
64MB:\5,234
128MB:\14,499
× 構造が簡単で、小さく薄く、ローコスト。デジカメの記録媒体として、最も広く使われている。書込みを禁止するシール付き。著作権保護機能としては低機能だが、ID付きスマートメディアあり。耐湿性、耐水性もあるので多少なら濡れても大丈夫らしい。
メモリースティック
SONY
21.5x50x2.8

20x31x1.6
(メディア部)

8MB:\1,480
16MB:\2,500
32MB:\4,980
64MB:\9,980
128MB:\18,900
× コントローラなどを組みこんだメモリーカード。I/Oカードとして使用可能。ライトプロテクトスイッチ付き。シリアルインターフェース採用によりコネクタの数が少なく、扱いやすいスリムな形状。メディア部分だけを独立させたメモリースティックDuoも発売予定。
MGメモリースティック
SONY
21.5x50x2.8 32MB:\6,980
64MB:\12,600
128MB:\21,300
メモリースティックに高度な著作権保護機能を付けたタイプ。
SDメモリーカード
松下
SanDisk
東芝
24x32x2.1 16MB:\6,200
32MJB:\6,980
64MB:\12,890
高度な著作権保護技術を取り入れたカード。I/Oカードとしても使用可能。マルチメディアカードとの間には電気的な互換性あり。プロテクトスイッチあり。静電防止構造。
マルチメディアカード
Siemens
SanDisk
24x32x1.4 8MB:\1,980
16MB:\2,980
32MB:\3,980
64MB:\9,889
× 携帯音楽プレイヤーなどによく使われている。市場に出回っている中では最小のメモリカード。SDメモリーカードと電気的な互換性あり。
セキュアマルチメディアカード
Siemens
SanDisk
24x32x1.4 32MB:\7,479 マルチメディアカードに著作権保護機能を付けたタイプ。
価格は2001年4月28日時点のKAKAKU.COMのフラッシュメモリのページの最安値。セキュアマルチメディアカードのみSofmapの通販サイトより。一般的にはスマートメディアが一番安いようです。
I/Oはメモリカード以外のI/O系カード(モデム等)に対応しているかどうか。△は製品がほとんど出荷されていないもの。(2001年4月時点)

各カードの大きさ比較


デジカメが普及し始めた数年前は、この手のカードはほとんどコンパクトフラッシュとスマートメディアだけだったのに、いつのまにかずいぶん種類が増えたものです。後発のメディアはすべて著作権保護機能を持っているのが特徴ですが、その分価格も高くなっています。また、サイズも後発のカードほど小さくなっていますが、個人的にはあんまり小さすぎるのも扱いづらい気がします。スマートメディアを最初に見た時は、あまりの薄さにパキっと折れそうで、扱いがとても怖かったです。SDカードやMMCなんて、小さすぎてすぐに紛失してしまいそうです。

こうして表にしてみるとそれぞれの特徴がよく分かりますが、個人的には現時点で一番バランスが取れているのはメモリースティックだと思います。ハンドリングの容易な単三電池と同じ長さの縦長サイズで、適度な厚みもありI/O系カードとしても使える体積を確保しています。書込み防止のスイッチもあり、サポートしている機器も、デジカメからPDA、パソコンにビデオカメラ、携帯音楽プレイヤー、ゲーム、さらにはロボット(AIBO)に至るまで、幅広いジャンルの製品にすでに採用されています。現在これほど幅広いジャンルの製品に共通して採用されているメディアは他にありません。価格的にもそこそここなれているし、メディア部分のみ切り離せるDuoが登場すれば、単なる記録媒体として使う場合はSDカードやMMCとほぼ同じ大きさになり、よりコンパクトな筐体の機器にも使えます。ただ、一つ問題なのは現時点ではほとんどSONYしか採用していないこと。従って将来性がやや不安です。BetaとVHSの例を出すまでも無く、客観的に見て優れたスペックを持つものがデファクトスタンダードにはならないというのが世の常ですから。しかし、Betaを長年サポートしてきたSONYのことなので、たとえメモリースティックが他社に採用されなくでも、意地でもサポートし続けると思います。SONY一筋で生きていくと誓った人はメモリースティックで幸せな電脳生活を送れるでしょう。

他のメモリーカードはどうでしょう。コンパクトフラッシュは大容量メディアやI/O系カードとして生き残っていくでしょう。物理的に余裕があるので大容量化やI/O系への対応が容易ですし、ノートパソコンでこれだけ普及しているPCカードスロットと互換性があるというのも強みです。一方スマートメディアは安価で単純な記録メディアとして、デジカメの利用などを中心に生き残っていく気がします。この二つは現在市場で最も入手しやすいメディアであり、価格もこなれていて市民権も得ているので容易に無くなるとは思えません。

最後のSD&MMC。これらは使ったことも触ったこともないので正直よく分かりませんが、何となく好きになれません。I/O系&大容量ならCF、単純な記録メディアならスマートメディア、SONY好きならメモリースティック、とここまでは明確なのですが、この二つのカードはどうもメリットがあまり感じられません。あえて挙げれば小ささですが、現状では著作権保護の必要のない人にとっては他のメディアよりかなり割高のSDカードと、知名度も低く入手性も低いMMCが、果たしてユーザーに受け入れられるのか。

メーカーの動きを見ていると何となく、SD&MMCが業界標準になって行きそうな気もします。確かに携帯やPHS、小型のPDAといった大きさが重要なファクターとなるデバイスを中心に採用されていくのでしょうが、それ以外の分野にまで広がるかどうかといえば、私的には疑問です。いずれにせよ、メモリースティック対SD&MMCの展開は当分続きそうです。
 


 
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